それでも生きてかなくちゃ
人の心の闇は、空がどんなに青く晴れてたって、
海がどんなにきれいに透きとおってたってだめなんだ。
何も見たくないと思えば、何にも見えやしない。
ただでさえ人が少ないところに、
生きてくのがヤになっちゃった人がまた一人。
明日がお通夜。
この辺じゃ、「おつーや」って伸ばすんだよね。
今日、悲しいと思っても、
明日は笑っちゃうことだってたくさんあるのにね。
人生なんて、さほど深刻になるほどたいしたもんじゃない。
ほんとだぜ。
やろうと思えば何だってできるのに。
みんな思いっきり走ったことなんて、数えるほどしかないんだ。
そのくせ走ったってどうせつまらない、っていうんだ。
まぁ、いいわね。勝負は一回きりだし。
天は自ら助くるものをしか助けられない。
来るものは拒まず、去るものは追わずだ。バイバイ。
何もない日々が過ぎるようだけど、
ウチのじゃがいもたちは砂に埋もれてすくすくと育っているし、
上空ではどうも新時代の大きなうねりが静かに渦巻いている
ようなのだ。
12日あたりに大道さんが宅野にふらっと来るかもしれないと
いう情報が届いた。
晴れてたら、一緒に大津辺・小津辺を散歩できるといいなぁ。
会うのが楽しみです。