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2007年5月 6日

惑星を拾った話

津辺の浜を歩いていたら惑星が落ちていた。
提灯みたいに、うまい具合に取っ手があって
これがとっても持ちやすい。

planet01.jpg

目の高さにかざしてみると、
なんとまあおもしろい。

生命の海を漂っていた頃には
実にたくさんの生物が寄生していたんだろうねぇ。
それぞれの生活スタイルにちなんだ屋敷跡が
まるでオブジェのように建ち並ぶ。

planet02.jpg

ヘビのようにくねくねしたもの、林のようなもの。
亀の手やら、藤壺やら、牡蠣殻、要塞、紅木蓮。
さぞかし賑やかだったんだ。

planet03.jpg

貝のお皿におむすびのせて
どこからどこまでが自分の領地だ
この世の涯はいったいどのあたりなんだ

planet04.jpg

海の記憶は
もうはるか昔に第六次元磁界に昇華したまま
緑の惑星にこびりついた生命の残骸

コメント

星の王子様の惑星みたいだ

確かに!
Matrixみたいなマントを着た王子様ね。

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