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2007年5月30日

雨の日、風の日

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昨夜からすごい雷がごろごろしてて
今朝もずっとそんな感じで
このままどうにかなちゃうんじゃないかと思ってたら
次第に雲間から陽が差し込んでくるようになった。

うちのカフェは
雨の日とか、台風の日とか、
日が暮れてからとか、
本当はそんな時のほうがすごくいい感じになるのだけれど
そういう時にはあんまりお客さんが来ないんだなぁ。

そんな日に来れば、
「人生ゲーム」とか、ゆっくりつきあったげるのに。
お好きな盤を持ち込みでね。

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明日はお店は開けてるけれど
あたしゃ松江方面に出る用事ができたので、
ついでにいくつか仕事を片付けてこようと思っています。

チーナカさん、サプライズで行ってもいるかなぁ。

2007年5月29日

窓際にはアイツが

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ガラス越しにお腹が丸見えになってるなんて
きっと知らないんだろうなぁ。
気づいたら、しっぽまで真っ赤になったりして。

でも人は時々、生きてるのがヤになります。

TVや新聞の扱う話題なんて
ほとんど興味もないから
ニュースなんかあんまり見ないんだけれど

zardのいずみさんが飛び降りちゃったとか
聞くと、何だか哀しい。

特にファンでもなかったけれど、
「負けないで もう少し 最後まで 走り抜けて・・」
って歌ってたじゃない。

昔、「二十歳の原点」って
日記を残して自殺しちゃった
高野悦子さんの本を読んだときもそう思った。

何か悔しいよね。
やっぱり他人は何もしてあげられないんだろうか、って思うとね。

もし、自分がそばにいてあげることで死ななくて済むなら、
ずっとそうしてあげたのにって思うけれど、
そんなことをいう自分だって、きっと知らないうちにたくさんの人を見殺しにしてるんだ。

いじわるに言葉はすれ違うけど、愛を求めてる。

本当に、うまく気持ちが伝えられればいいのだけれど。

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こんなにそばにいるのに。

2007年5月28日

さつまいも畑

新しい畑を借りることになったので、
先日、さっそくさつまいもの苗を買ってきてたのでした。

雨が降る前に土を耕しておこうと思って苗を買ってきて
たのですが、なんやかやとあってなかなか手がつけられず、
雨も降って、また晴れて、それから何日も経って、
結局、今日の今日になってしまいました。

先日の雨でいい具合に雑草が元気に伸びてしまい、
まずはその後始末から。

10m四方ほどだから、畑にはちょうどいい広さなんだけど
まじめにやると結構時間がかかるんだなぁ。

午前中にまず牛ふんを手配して、
それから土を掘り起こして、
昼から草取りをして、
牛ふんをすきこんで、
畝を作って、
ようやく、さつまいもの苗を植えるぞという頃には、
もうすぐ日が暮れる時刻になって
「もう、お帰り」のチャイムが村に鳴り響くのでした。

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葉っぱがややしおれているように見えますが
さつまいもは、まぁ、こんなもんです。
秋にはオール自家製のおいしいスイートポテトが
食べられるぞ。

ということで、
今日は一日畑仕事をして終わりました、とさ。

あと四畝ぐらい残っているので、
何を植えるべきか、それが明日の問題です。

条件は、なるべく手がかからなくて
食べるとおいしいのがいいですね(笑)。

しかし、ウラの畑にも結構思いつく限りの
種類の苗をたくさん植えてるので、
あんまり同じものが大量にできても仕方がない
んだけど。

やっぱりトマトでもたくさん植えて
売るほど作って
店頭で売っちゃいますか。

去年のトマトは本当に水もやらなかったんだけど
すごくおいしくできた。
今年はちょっと過保護に水をやったりしてるんで、
それがどうなるかです。

大切なのは水じゃなくて愛情です。
っていうか、
去年のトマトは愛情もあまりふりかけなかった(笑)。

2007年5月26日

レンブラントの海

昨日は一日中雨が降っていたのだけれど
もう一日が終わるというに頃になって雨が上がり、
陽がさしてきた。

ちょっと風がきついかなぁ、と思いながらも
性懲りもなく釣竿を持って
浜辺に出かけたのでした。

すると、レンブラントの海。
神々しいなぁ。

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もちろん、魚は釣れませんでした。

こんな風の吹く日に
誰が釣りをするかねぇ。まったく。

2007年5月25日

コミュニティシネマ

恥ずかしながら大田市には映画館がない。私が恥ずかしがる
理由もないですが、映画館がないぐらいの文化度なら、市とか
呼ぶのはやめた方がいいかもしれません。

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竹の子とは関係ないけど。

で、為山塾シアターみたいなのを毎週やると楽しいだろうなぁ
と思って、いろいろと調べてみたのでした。
いちおう順法で考えると、業務用ビデオだと1本が10万円前後
かかる。1人500円の上映料でも、200人に来ていただかない
と採算が合わない。

でも、2箇所でやれば100人ずつでいける。1週間で100人なら
何とかなるかもしれないなぁ。
心が揺さぶられるやつばかりを厳選して毎週上映できたら楽し
いだろうなぁ。自分が(笑)。

仁摩町には「為山塾シアター」があるということになれば、その
うちファンもできるだろうし。

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うん、いいかもしれない。誰か一緒にやる人いませんか。

2007年5月23日

イカの塩辛トマトソース風味

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塩っ辛くて、でもどこかトマトの酸味があって、
「イカの塩辛トマトソース風味のパスタ ¥850」
浜辺を歩くとそんな香りがするんだなぁ。
今日も赤潮。

プライベートビーチに向かう途中の
例の「龍の猫屋敷」の前を通ると、
みなさんおそろいでくつろいでおられたようで、
いっせいにガンをとばされた。

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ここ2・3日海を見ていて、
今日はやっぱり釣りをしようと思って
岩場にでてみたのでした。
エサもないので、ボベをはがして、糸を垂らすと、
これが引くんですね。

2回目の引きで、針ごと持って行かれた。
ありゃー、と思って
今度はリールの太い竿を取りに戻って
再チャレンジ。

しかし、慣れないもんだから
糸がからんでどうしようもない。
これだから素人はやってられない。
ほどいているうちに日が暮れた。
何をしていることやら。

で、帰り道には月。

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家に帰ると、
チーナカファミリーが遊びに来てくれてた。
それからみんなで
おいしいカレーライスを食べながら
いろいろお話をして
楽しい時間を過ごしたのでした。

チーナカさんとか為山塾とか
そういう家を舞台にした
小人数の役者と観客で組み立てるようなスタイルの
新しい演劇をプロデュースしたいね、という話が出て、
うん、それはおもしろい、と。

そういうの、やりたいなぁ。
脚本でも書くか。

2007年5月21日

「つくりすむ」プロジェクト推進中!

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拡大してみると、まるでショウジョウバエの染色体のようだ。
オスはもともと1本足りないから、それを探して恋を重ねる、みたいな。
下のひこうき雲です。

大阪から小さな子供づれの若い夫婦が訪ねてきてくれたので、
宅野のプライベートビーチを案内していたのでした。
何だか王蟲みたいだね。

彼らと話していると、やっぱり今、世の中の仕組みが大きく変わ
ろうとしているんだなぁと思う。

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大都市にいて、ストレスと引き換えに獲得している人々の豊かさ
というものがいったい何であるか。
消費経済から完全に取り残された極度の過疎高齢化地域にいる
と、限りなく消費し続けることでしか成立しえない社会の構造とい
うのが、もう破綻しかかっているのがはっきりとわかってしまう。

消費せんがために経済の歯車となって働かざるをえない社会の
構造が人を狂わせているのです。

「そうだろう」っていうと、「そうだ」って。

みんなうすうす気づいているんだ。気づいてるんだけど、やめられ
ない。やめるには、少しだけ勇気がいる。

そうした社会構造にストップをかけるのは、走り続ける大都市では
もはやほとんど不可能だし、同じように、仕事がないからといって、
田舎を捨てて都会に出ることが当たり前になっている過疎地にも
それはどうすることもできない。

だから、都会で暮らす若い夫婦にこそ宅野に移り住んでもらいたい。
今の社会の、そうした出口のないからくりに気づいた人から、どんど
ん宅野に来てもらいたい。

田舎に来ても、孤立することなく、素敵な人づきあいに育まれながら、
心豊かに暮らしていくための、ありったけの支援を行います。

宅野に仕事を作り、都会から移り住む「つくりすむ」プロジェクト推進中!

ここに新しい村をつくろう。

そして月が

木々の葉先の空の青が
今日は朝からいい練りぐあい。
元の青がこれだからきっと夕日も美しい。

陽が傾くと、オレンジの光があたりを染める。

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海に出て嵐のあとの砂浜を歩く。
今日の収穫。
貝のついた緑色の瓶、鉄色に染まった縄、アワビの貝殻

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やがて日が沈み

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そして月が

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月のお供には金星の一番星


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2007年5月20日

馬路の海

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はるかかなたに水平線が見える。
空のキャンバスがずいぶんと広い。
そういえば、まわりに何もない空間というのには
めったに出会えないのかもしれない。

上の写真ではよくわからないけれど
水平線の上にタンカーが浮かんでいます。

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水平線の向こうには、いずれ朝鮮か中国。

2007年5月17日

ビューフォート風力階級でいうと

昨晩から風が出はじめて、
今朝も台風のような風が吹き荒れています。

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「幾時代かがありまして 茶色い戦争がありました
幾時代かがありまして 冬は疾風吹きました

頭倒(さか)さに手を垂れて 汚れた木綿の屋根のもと
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん

それの近くの白い灯が 安値(やす)いリボンと息を吐き

観客様はみな鰯 咽喉(のんど)が鳴ります牡蠣殻(かきがら)と
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん」

「中原中也」のサーカスに出てくる「疾風」というのは
ビューフォート風力階級でいうと
12段階の5「疾風(Fresh breeze)」ということになります。

しかし、今日の宅野は Fresh breeze って感じじゃない。

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「小枝が折れる。風に向かって歩けない。」
ぐらいの勢いだから、まぁ
ビューフォート風力階級でいうと
12段階の8「疾強風(Fresh Gale)」くらいでしょう。

風速18m~20mぐらいはあるんじゃないだろうか。

昨日はクマムシを見る実体顕微鏡が欲しいなぁ
と思ったけれど、
今日は、風速計がすごく欲しくなった。

何だか、理科をやり直してるみたいだ。

こんな日は、風の音に負けないように、
ボリュームを上げて、Deep Purple の紫の炎でも
かけときましょう。

2007年5月16日

初物のアスパラ

アスパラというのはいさぎよい。
つくしみたいに、あちこちにツンと立ってるんだよね。

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やっぱり塩茹でか、バタいためだろうね。
ソラマメみたいな味のする穂先は、素材そのままが
いちばん。

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やっぱりおいしいなぁ。
今年も藤井さん家のアスパラを食することができて幸せです。


2007年5月15日

ねきりむし

先日、苗を買ってきてせっかく付いたと思った
レタスが茎からぽっきりもげていた。

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2つ植えていたのだけれど、元気な方がもがれて
とても哀しかった。

そういう悪さをする虫がいるのだそうだが、
あたりを掘ってみても、何も見当たらなかった。

そうしたら、今朝もうひとつのレタスが
また、茎からぼっきりやられていた。

こいつは、マジで、許せん!

それでまたあたりを掘ってみたのだけれど
やっぱりわからなかった。

猫がかじったりするのかなぁ、と思って、
また新しいレタスの苗を植えて、
今度は囲いをつけたりしているうちに、

さっき掘り返した土の上に黒いのが這い出して
きていた。

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コイツかぁ!
お前、よくやってくれたよなぁ。
しかも、けなげに成長しはじめていた
小さなレタスを2つとも。

虫だって生きてるんだっていうけれど、
ちぎった葉を全部食べるならまだしも、
茎からもぎって、葉っぱはほったらかしにして
また次の茎をかじって、
それでみんな駄目にしてしまう。

そんなヤツは、要らない。
顔もみたくない。

2007年5月13日

スケアクロウ

天気はいいけど風が強くて、
このあたり、朝に地震があったようだけど、
やけに戸が揺れたのも、いつもの大風だと思ってた。

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海辺では、この強い風を遊ぶかのように
とんびが大きな羽根を広げて
風を受けたり、受け流したり、
低い空をおもしろそうに舞っていた。

それをカラスが追いかけて、攻撃するような仕草を見せる。
とんびはそれをも遊ぶかのように
ひらひらと華麗に青い空をおよいでいた。

カラスはクロウ(crow)。
スケアクロウ(scarecrow)はカラスの恐れるかかし。
そういう名前の映画があったなぁ。

「真夜中のカーボーイ」「明日に向って撃て!」
「イージー・ライダー」「アリスのレストラン」「俺たちに明日はない」
もの哀しさが心に刺さるアメリカン・ニューシネマたちだ。

古き良き文化は刹那を愛していた。
うるわしき破滅の美学は、70年代のアメリカにもあったのだ。

2007年5月12日

昨日のゆうひ

今日は夕方からぽつぽつ
雨が降ってきたので見れなかったけれど、
昨日の夕日といったら、何とも見事でした。

何でこんなきれいな夕日を誰も見に来ないんだろう
って思いながら、砂浜で一人堪能しました。

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恐竜岩と灯台のシルエットが素晴らしい。

今頃なら6時頃に来て、このあたりうろうろしていたら、
だいたい6時30分頃からクライマックスになって
7時までには沈んでしまう。

明日はどうだろう。

天気がいい日にぜひお越しください。
沈む夕日を一緒に眺めましょう。
夕方はまだ少し肌寒いので、上掛けを用意してね。

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2007年5月11日

山帰来(さんきらい)

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この透きとおるような黄緑色は何といって
表現すればいいんだろう。
こんなにきれいなきみどりはめったにない。

みんなが「まきしば」っていうから
その名前で探すと全然見つからない。
どこにでもある植物なので、たくさんの方言で呼ばれて
いるようです。

「山帰来(さんきらい)」とも言われますが、
これは、姥捨て山で捨てられた老婆がこの根を食べて
元気になって里に戻ってきたという由来。

ほんとの名前は「猿捕茨(さるとりいばら)」
この茎が絡みついたヤブに猿を追い込んで生け捕りに
したとか。

このへんじゃ、みんな「まきしば」といって
かしわもちの葉っぱにする。
ツル系です。
秋になると真っ赤なきれいな実になるようです。

深いなぁ。

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そして、クサイチゴ。
あたりに甘い香りが漂います。
とってもおいしい。

山から採ってきました。

2007年5月10日

時化としゃくやく

今日は朝起きても空が暗くて風がびゅんびゅん吹いていた。
風が吹く夜は家があちこちきしむので
物音で目が覚めたりする。

雨ですね。
車を走らせていると大粒のヤツが降ってくる。
仁万の海はに白い波が寄せる。

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大田は雨、宅野は曇り、馬路は雨。
このあたりは場所によってすごく天気が変わる。

帰りの道端に咲いていた。

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これが芍薬(しゃくやく)ですね。
前に芍薬だと聞いたのは、あれは石楠花(しゃくなげ)
のこと。全く、しゃく違いでした。

2007年5月 8日

いかりにマツヨイ

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待宵草がいいなぁ。
夕暮れになると、海辺には小さくて黄色い待宵草が
ぽつりぽつりと咲き始める。

そうして夕焼けが高台の家のガラス戸を金色に染める
頃になると、まるで待ちかねていたかのように、
ヒトデ星人が姿を現す。

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しばらく岸壁に座って沈む夕日を眺めていたけれど、
最後まで見届けずに家に戻った。

やることがあったから。

そうして、キッチンで気を取り直して、
思いついたように赤いイチゴジャムを作ったのでした。

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2007年5月 7日

いつかデジャブで

この空は自分で選んだもの。
この海は自分で選んだもの。
この夕日は、自分で選んだものだったろうか。

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かすみのかかる海原に
沖の小島を眺めながら

来し方を振り返ることもせず
何かを願うこともなく

今、ここでこうしていることを、夢か何かのように
いつかデジャブする日が来るんだろうか。

近頃、ちょっとのんびりなアンタに
きつく言ってやんなくちゃいけない。
アンタが思ってるほど、もう世界は長くないんだ。

早いとこそんなもん片付けちゃって、
さっさとページをめくるんだよ。

めくって、めくって、めくって、めくって、
めくって、めくって、さあ。

こんなうたかたなんか、
全速力で駆け抜けないと、アンタ馬鹿になるよ。

ほんとに馬鹿になるんだから。

2007年5月 6日

めぐみの雨

今日は久しぶりに雨が降って作物が喜んでいます。

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じゃがいもが緑の葉をたくさんつけて
ますます元気。
花のつぼみもふくらんできました。

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畑を拡張したので、先日は苗をたくさん買ってきた。
トマトになすび、かぼちゃにきゅうり、オクラにいんげん、
すいかに枝豆、さやえんどう、とうもろこし。

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レタスもね。

惑星を拾った話

津辺の浜を歩いていたら惑星が落ちていた。
提灯みたいに、うまい具合に取っ手があって
これがとっても持ちやすい。

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目の高さにかざしてみると、
なんとまあおもしろい。

生命の海を漂っていた頃には
実にたくさんの生物が寄生していたんだろうねぇ。
それぞれの生活スタイルにちなんだ屋敷跡が
まるでオブジェのように建ち並ぶ。

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ヘビのようにくねくねしたもの、林のようなもの。
亀の手やら、藤壺やら、牡蠣殻、要塞、紅木蓮。
さぞかし賑やかだったんだ。

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貝のお皿におむすびのせて
どこからどこまでが自分の領地だ
この世の涯はいったいどのあたりなんだ

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海の記憶は
もうはるか昔に第六次元磁界に昇華したまま
緑の惑星にこびりついた生命の残骸

2007年5月 5日

山道をどんどん行くと

山すそには、道路端からいくつも小さな道がついて
いて、いつもあの小道に入ってみたい、という衝動
にかられる。

今日はそのうちのひとつに入っていった。
人一人が歩けるぐらいの小さな山道だけれど、しっ
かり道がついているので安心だ。

しばらく歩くと草原に出る。つんと伸びた草の角が
白くぼけて幻想的。

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横道にそれると木が茂って枝のトンネルを過ぎると
不思議な葉っぱ。これって、あの花筏(はないかだ)。
そうか、初めて見た。

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葉の真ん中に花が咲き、実がなる。葉っぱの筏に
船頭さんの花。これは雄だろうか。
もう少しして花が咲く頃にもう一度こなくちゃ。

それをまだまだ行くと、次第に海の音が聞こえてくる。
やっぱり、この道は海に出るのだ。
そうして、ぱっと開けたところに海。ずっと岩場まで下
りていける。ここはたぶん釣りの穴場。

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大物の鯛やヒラマサがかかるんだ。
よし、今度は竿を持ってこよう。


2007年5月 4日

赤灯台

今日は連休でたくさんのお客さんが訪れました。お昼ごはんを
食べる間もなく、気がつくともう夕焼け。からすもお家に帰る時間。

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投げ釣りをしたいなぁと思って、夕方お客さんが切れてから、ちょ
っとポイントを探しに港へ。
海はもう、きれいな夕焼けのステージが人知れず始まっていまし
た。海を見たり、空を見たり、そうこうするうちに韓島の向こう側に
太陽はさっさと沈んで行きました。

闇が訪れる前の素敵な時間です。
せっかくなら、みなさんこの時間に宅野に来られればいいのに。

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明日はちょっと夕方頃に竿を持って港内を探ってみよう。
赤灯台の下もいいね。潮流がきついところだから、すごくおっきい
のに出会うかもしれない。楽しみ、楽しみ。

2007年5月 3日

青葉の季節

道端の看板が気になったので
ちょっと寄り道してみた邑智郡邑南町の断魚渓。

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車で行けるのか、と思いながらおそるおそる
走らせた細い道の先に断魚渓公園があった。
そこは結構きちんと手入れがしてあるのでした。

垂直に切り立った岩肌も素敵だけれど、
ことのほか青葉が美しかった。

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