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2006年9月30日

子猫

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親猫は、時期が来ると子離れをする。

飼い猫の時はあまりよくわからなかったけれど、
ドラはそのあたりはきちんとしている。

いさぎよく子離れをして、ある日を境に
子供の前には姿を現さないようにするんだね。
近くに住んでいるんだからニアミスの時もある。
そんな時には、急いで隠れたりするんだから、
それは徹底している。

子供はお腹がすいたような時には、
甘えた声を出して親を呼ぶのだけれど、
もちろんその声を聞いても、
親猫は、のこのこと出て行ったりなんかしない。

昨日までは、自分の食べる分まで子供に
あげてたのにね。

子供は不器用だし、人を見ると逃げようとするから、
なかなか食事にありつけない。

親猫はそういうのがわかっていながら、
でも、きっぱりと子離れをするところがえらい。

2006年9月29日

真空管

昭和30年代のTVとステレオが甦るかもしれない。

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いるところにはいるもので、
かばんいっぱいに真空管を持ってきて、
古いTVを直してくれる。

すごい。

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もしブラウン管に映像が出たとしたら、
やっぱり、白黒の鉄人28号だったりするといいな。

ステレオも
ターンテーブルはしっかり回るようなので、
カートリッジの接触のところが
直れば鳴る!
それがうまくいったら、
近々、レコードコンサートをやろうという話に
なった。

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いいなぁ。

縁側で寝転びながら、真空管のベートーベンが聞けそうだよ。

2006年9月27日

土間打ち始まる

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今日から為山塾の土間打ちが始まりました。
オニマサをネコで何度も運び、
レベルに合わせて土をいれる。

オニマサをふるいでたんまりふるい、
にがりで練ってどろを仕上げる
点圧で整えて、こてでなでる。

だいくさんもすごいけど、
しゃかんさんもすごい。
たばこの合間に聞く話には
いちいち含蓄があるんだよな。

技とノウハウのの蓄積には恐れ入る。

五右衛門風呂を再現しようと思ったのだけれど、
昔の釜が作れる職人さんは、
もうあまりいないのだそうです。
しかもものすごく費用がかかる。
火の回りをちゃんと計算した釜は、今では芸術品
なのかもしれない。

誰か、五右衛門風呂を安く作ってくれる人を
知りませんかね?

秋ざんまい

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かき
くり
ぶどう
あけび

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里山に行くと
手の届くところに
秋がある
たいがいのものは何でもある

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これは、とっても贅沢なことだよね。

柿の実

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道端の柿の実をもぎって食べた

最初は赤い実を食べた
熟して甘くておいしかった
次は少し青い実をとって食べた

っつ!渋かった

あわててまた赤い実をもぎって食べた
熟して甘くておいしかった

これが12月頃まで木に残っているやつが
熟柿といって、絶品にうまいんだな

2006年9月25日

てご

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干していた稲はでの脱穀をするというので
お手伝いに行きました。
こちらでいうところの「てご」ね。

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お百姓さんの仕事はやっぱりたいへんですね。
力仕事がけっこう多い。
おかげさんでいい汗をかかせてもらいました。

おにまさ

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まさは真砂で、
おにまさは鬼真砂。
名前がかっこよすぎる。

真砂土(まさつち)とも言う。花崗岩(かこうがん)の中で特に風化作用を強くうけたもので、
この真砂の粒子の粗いものを鬼真砂(おにまさ)という。

今日は2tトラックに2台のおにまさを持ってきてもらいました。いよいよ土間のたたきをやります。

2006年9月24日

鉄のオブジェ展

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23日のイベントに持ち込んでもらった鉄のオブジェ。
好評なので今月いっぱい展示を続けることにしました。

古民家に鉄のオブジェと草木花がいろどりを添える
まったり空間をぜひ見に来てください。

そうそう巨大な鳳凰も待っています。

カフェに来ていただければご案内しますよ。

海とたたらの物語

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23日にやったセミナーとかまどめし体験会。
今回は地元のおじいちゃん、おばあちゃんがたくさん
参加してくれたので嬉しかったな。
1軒ずつビラを配ったかいがあった。

みんなまじめな顔をして聞いていたので、
おもしろくなかったかなぁ、とも思ったのですが
後で聞くと「絵がついて説明してくれるのがとても分かり
やすくて良かった(パワーポイントのことです)。」
との感想でひと安心。

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セミナーの後はかまどめし体験会で盛り上がる。
2升の米が10分で炊けるかまどめしは
なんかやみつきになりそうですね。
ちょうど三瓶の新米が手に入ったし、
七輪のへか焼きもおいしかった。

調子に乗って、けさの朝食も
右にかまどめし、左にお味噌汁で
かまどをフル活用です。

2006年9月23日

鳳凰

蔵から出た全長2Mを超える鳳凰。
明日はこの怪鳥が座敷から来客を出迎えます。
実物はド迫力ですよ。

しかし、こうもりさんは
やっぱり部屋に戻ってきたのでした。
明日は泊り客がありますが、
まぁ、軒先ににんにくでも吊るしておくか。

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2006年9月21日

かまどめしの準備

いよいよあさってにせまったかまど飯体験会!
かまどの修復も終わり、
今日は近所のかまど飯炊きのプロフェッショナルの
おばさんに来ていただいて、
何十年ぶりかにかまどの火を入れた。

なんと、1升のご飯が10分で炊けた。
10分蒸らしても合計20分。
焚き木も、ほんの5,6本しか使わずに炊けた。
かまどの威力、実に恐るべし。

できたご飯が、これまたうまい!
もう、電気・ガスはいりませんな。

23日は2升炊きのかまが2つあるので、
ひとつはボベご飯に。もうひとつは白ご飯に。

で、今日は馬路と仁摩、津辺の海岸を
ノミやドライバーを片手に一日中渡り歩いて、
3人がかりでボベの採集をしたのでした。
腰まで水に浸かりながら、よく取りましたよ。

かまど炊きボベご飯おにぎり。
うまいだろうなぁ。
食べたい人は、23日にくるべし。
ちゅうにっつあんなんか行ってる場合じゃないですよ。

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宅野はすごい町

今日、久しぶりに大森に行って、
温泉津にも寄ってみたけれど、
やっぱり宅野の町はすごいわ。
作りものじゃない風格が備わっているし、
町が持っているポテンシャルが全然違うなぁ
とあらためて感じました。

いやぁ、宅野でよかった。

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2006年9月20日

ふんのぬし

掃除をして畳を拭いても、拭いてもね、
あくる日になると、また新しいふんが落ちてるんです。
で、今日初めてそのふんのぬしにお会いしました。


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こうもりのふうふ。

部屋はたくさんあるのに、
なまいきにも床の間のある一番いい部屋に住みついて
いるんだな、これが。

まぁ、こうもりさんの方が先客だからね。

しかし、今日はバルサンをたいて帰ってきたぞ。
追い出して悪いね。
でも、床の間はやっぱり人間のものだから。
明日からは、また人間が住む家になります。

屋根裏は広いんだから、屋根裏でいいでしょ。
ウチの天井裏にもムササビがいて、
時々のっしのっしと歩くんだけど。

天井から下は人間、屋根裏はキミたちのものということで
どうだろう。いわゆる「住み分け」というやつね。

2006年9月19日

9号線デビュー

「キミはもう見た?」


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戸板のテーブル

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ウチの座敷にある戸板で作ったテーブル

わざわざ広島から来て、譲ってくれないか、
と言われました。
今なくなると困るので、お断りはしたのですが、
13日から隣で古民家改修のグループワークを
やっているので、テーブルの作者も来るので、
よければのぞきに来てください、
と誘っておきました。

okamammothさん、
ブランディングして売り出しましょう。
私がプロデュースします。
そうすればこっちで自活できる!

2006年9月17日

「海とたたらの物語」&かまどめし体験会

ウチの隣の巨大な古民家「為山塾(いさんじゅく)」で第二回目のイベントをやりますよ。9月23日(土)。
ちゅうにっつあんとガチンコなのでどうかなぁ、というのもありますが、まぁ、ウチはうちでやります。


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今回は、「海とたたらの物語」と題する講演を島根大学の先生にお願いしています。
ここ仁摩町宅野は、かつて廻船問屋とたたら製鉄で栄えた村なので、その歴史をちょっとお勉強。

で、鉄のテーマなので、当日は水上町の篠原メタル工房さんから「鉄のオブジェ」を提供してもらい、会場に展示します。
ブラハウスの月代わり展示をやっている空間デザイナーの山内さんがきて、今日は現場打ち合わせをしました。
どんな演出になるか楽しみです。

また、セミナーの後は、古民家に残るかまどで、みんなでご飯を炊いたり、七輪でへか焼きを作って味わうワークショップを企画しています。ちゅうにっつあんより楽しいと思うけどなぁ。

今回は食材の用意もあるので、事前申込み制です。
ホームページから申込みができますよ。
ぜひ、ぜひ、ぜひ。

石見銀山ロマンカフェ
http://www.caferoman.com/

2006年9月16日

古民家の手入れ

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ここ3日間ほど、隣の古民家「為山塾」の
手入れでてんてこまい。
たくさんの方にお手伝いいただいて、
ずいぶんときれいになりました。


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益田から、兵庫県から泊り込みで手助けに
来ていただき、ほんとに見違えるようにな
りました。


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ありがたい。
でも、やることはまだまだてんこもり。

今度は、土間打ちをやりたいと思っています。
お手伝いいただける方はぜひご連絡を!

2006年9月12日

親の気持ち

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こいつはドラだけどえらい。

ほんのひとつまみだけの菓子パンを
あげた。

すると、それを自分は食べないで、
そこにいないわが子をわざわざ呼んで、
そうして子どもに食べさせる。


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ふたつあると自分も食べるけれど、
ひとつしかないと、自分は我慢する。

よっぽど、えらい。
人間は自分勝手だなぁ、と思って
涙が出そうになった。

2006年9月10日

シンポジウムよかったよ。

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かわべさん。
田舎暮らしは楽しくて笑いがとまりませんわ♪
と名刺にかいてあるのがいいですね。

そのコピーにはいろんな気持ちがいっぱい
つまっているのが、お話を聞くとよくわかる。
本音の質疑応答が楽しかった。


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都会のクリエイターは、
クライアントに振り回される仕事ばっかりで
哀しいよね。
田舎にきたら、全部自分でやらなきゃいけない
けど、思うように楽しんでやれるからいいね。
クリエイターはみんな都会から脱出しよう!
そんな話をしました。

それでも都会のクリエイターは
誰かがお題を出してくれるから仕事ができる、
というところもあって、
不本意でもやればお金になるから、
そういうところは楽だったり、ストレスがたまったり。

田舎では、自分でお題を考えて、自分で作ってみて、
自分で出来具合を評価して、
ひとつ積み木を積んで、
それが終わったら、また次のお題を自分で考える、
みたいなクリエイトだな。
それは、ちょっと根性がいるけれど、
究極のクリエイトかもしれないな。


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何にもない。何でもある。
やれん。しわい。なぁに、やればいいが。
あがだいなぁ。そがだい。

2006年9月 9日

こんな店をやりたい

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この間、ウチにお客さんが来られて
「久しぶりにこんな店をやりたいと思ったなぁ。」
としみじみ言ってくれました。

お話を聞くと、もう2軒ぐらいお店を出して
おられるオーナーさんでした。
へへ、そんなふうにいってもらえるとうれしい。

行ってみたい街、というのがあるとすれば、ここを
そんな街にしたい。

そこにはくつろげるカフェがあって。

そう、そのくつろげるカフェを私は作ったのでした。
でも、カフェだけじゃなくて、レストランや雑貨店や
古着屋さんがあればもっと楽しい。

こんな店をやりたい、という人がもう2、3軒、この街
に来てお店を出してくれるといいな。
私がそう願うんだから、たぶん近いうちにそうなると
思うんだけどね。

2006年9月 7日

さしもしらじら燃ゆるおもひを

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人生がゲームだとすれば、
タイムアウトになるまで残された時間なんて
たかが知れてるわけで。
寝て過ごしても一日。
泣いて笑っても一日。

せっかくスタートさせたんだから、
このゲーム、思いっきりブイブイやらないとね。


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2006年9月 5日

空き家活用シンポジウム

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今度、巨大な古民家「為山塾(いさんじゅく)」で
講演とシンポジウムをやります。
兵庫県の尼崎会場とSkypeでつないで意見交換もやっ
てみたいと考えております。
ま、無料だし、ウチの隣だし、お気軽にどうぞ。

2006年9月 4日

ライダー御用達

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「ドォツ、ドォツ、ドォツ、ドォツ!」と
腹に響く音が近づいてくる。
これは郵便配達夫のバイクじゃないしなぁ。
ハナさんかなぁ。

と思ってるとDUCATIが3台。すげぇ。
ドゥカティだもんね。

オーナーズクラブの方がウチの店に寄って
くれたのでした。
ウチと同じWINK9月号に載ってたのでした。

ライダーさんにとっては、仁摩あたりは
ロケーションも最高だし、ちょうど休憩に
いいかもしれませんよ。

2006年9月 3日

広島からのお客さん

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今日は広島からのお客さんが多かった。
遠くから来ていただいてうれしいなぁ。

中国新聞も現物をまだみていないのだけれど、
ネットで記事を発見しました。

中国新聞・地域ニュース
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200608300007.html

月刊しまねIWAMIマガジンにも載りました。
http://www.iwamiyoitoko.com/index-kiji-view.asp?ID=4001-0019

これからイベントをたくさんやりたいと思っているので
Cafe会員を作ることにしました。何かやる時にはひとこと
声をかけてくれ、という人はウチに来て「Cafe会員」登録
に連絡先を記入すると、いろいろ案内をします。
それでもって「Cafe会員割引券」がもらえます。

これ、コピーして持ってきてもだめだからね(笑)。

2006年9月 2日

おくらいくらサザエ丼

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秋じゃけのハラコをほぐして醤油づけにしたいくら。
さっとゆでて輪切りにしたおくら。
そいでもって、生のさざえを小さく切ってしのばせると、
口の中でこりこり。

おくらいくらのねばねばで、
するっとかっこみたいところを、
さざえのこりこりが邪魔をする。
仕方なくこりこり噛むと、口の中に磯のかおり。

この取り合わせが、ミシンとこうもり傘の出会いみたいで、
なかなかいいんでないかい。